top of page
検索

【補聴器の進化】雑音の中で会話がわかる秘密。「指向性」の歴史とAIによる最新技術

執筆者の写真: 拓也 大森
拓也 大森
12 分前
読了時間: 3分

こんにちは、米子市のすずらん補聴器です🌷

 

「静かな場所では聞こえるけれど、レストランなど周囲が騒がしい場所に行くと、誰が何を言っているのか分からない」。補聴器のご相談で、非常に多く寄せられるお悩みです。これは、難聴によって「雑音の中から目的の音声だけを選び出す能力」が低下してしまうために起こります。


この問題を解決するため、補聴器に搭載されている最も重要な機能のひとつが「指向性(しこうせい)」です。今回は、この指向性の仕組みと、約20年にわたる進化、そして現在のAI(人工知能)による驚くべき最新技術について解説します。


米子 補聴器

 

■ 指向性の基本的な仕組み(作用)とは? 

人間の脳は、騒音の中でも聞きたい人の声に無意識に集中する力(カクテルパーティー効果)を持っています。これを機械的に再現しようとしたのが指向性機能です。 補聴器には通常、前後に2つの小さなマイクが搭載されています。

例えば後ろから雑音が来た場合、その音はまず「後ろのマイク」に入り、ごくわずかな遅れ(位相差)をもって「前のマイク」に到達します。補聴器のマイクロチップは、この「音の到達時間のズレ」を瞬時に計算し、「後ろや横から来る音(雑音)を減衰させ、正面から来る音(会話)を強調」します。いわば、音のスポットライトを正面に当てるような仕組みです。


米子 補聴器

■ 約20年前に登場した指向性の歴史 

この指向性機能がデジタル補聴器に本格的に搭載され始めたのは、今から約20年ほど前のことです。 初期のものは、単に「前を残して後ろを下げる」というシンプルな「固定指向性」でした。その後、最も大きな雑音源を自動で検知してその方向の音を下げる「適応型指向性」へと進化しました。


しかし、かつての技術には大きな弱点がありました。正面の音を際立たせるために周囲の音をバッサリと切り捨ててしまうため、横や後ろから話しかけられた家族の声に気づけなかったり、まるでトンネルの中にいるような不自然な閉塞感を感じてしまうことがあったのです。


米子 補聴器

■ AI(人工知能)がもたらした革命的な指向性 

そして現在、指向性はAI(ディープニューラルネットワークなど)の導入により、かつてとは別次元の進化を遂げています。 最新のAI補聴器は、「正面=声、それ以外=雑音」という単純なルールを捨てました。


1秒間に数百回というスピードで周囲360度の音環境全体をスキャンし、AIが膨大な学習データをもとに「これは人間の声」「これは食器の音」「これは車のロードノイズ」と瞬時に分析・分類します。

その結果、正面の人との会話に集中しながらも、横から話しかけてきた店員さんの声はしっかり拾い、同時に背後のお皿のガチャガチャ音だけをピンポイントで抑え込むという、極めて高度な処理が可能になりました。不自然な閉塞感がなくなり、人間の本来の耳に近い「自然で開放的な空間認識」ができるようになったのです。


米子 補聴器

すずらん補聴器がおすすめしている開放的な「RICタイプ」の補聴器にも、こうした最新のAI指向性がしっかりと搭載されています。


「昔の補聴器はうるさいだけで言葉が分からなかった」という経験をお持ちの方こそ、最新技術による「言葉の浮かび上がり」に驚かれるはずです。 騒がしい場所での聞き取りにお悩みの方は、ぜひ一度すずらん補聴器の最新モデルをご試着ください🌷


米子 補聴器


すずらん補聴器(認定補聴器専門店)

 住所:鳥取県米子市茶町14-2 

電話:0859-57-4208 

(月〜土 9:00〜18:00、日祝定休)



 
 
 

コメント


bottom of page